ここでお父さんに、一度立ち止まって考えていただきたいことがあります。
それは、ご自分が幼少時代、お父さん、お母さんから受けてきた教育、与えられた環境に
ついてです。
どんなことが思い出されますか?
「親になってはじめて、自分の親の気持ちがわかる!」という言葉通り、私も今になって親に感謝する
ことばかりです。 また「あ~ あの時はこうして欲しかったなぁ~」ということもあります。
その中から父親として自分の子どもにも伝えたいこと、または日々の家庭生活の中に取り入
れていることがあれば、ぜひ、面接でもお伝えすべきです。とても大切なことですし、
伝統を重んじる学校側にも、うれしいことだと思います。
たとえば
「父親としての役割についてお話しください」
「お父さんはどのような幼少時代をお過ごしになりましたか?」
「ご両親とのかかわりの中で思い出に残っていることは?」
「ご家庭の教育方針をお話しください」
「伝統とは何ですか?」
「しつけについてお話しください」
などなど、さまざまな質問に答えることができます。
「がまんというものをどう教えていますか?」と言う質問に対して、
私は幼少時代、なにか近所のの友達が持っていて、買って欲しいものがあると、必ず父から
「三ヶ月がまんしたら買ってあげる!」と言われました。こどもの私は「そんなに経ったら
ブームが終わっちゃうヨー!」とダダをこねたものです。
「だったら本当には必要ない物なんじゃないかな?」と言われました。
そんな父に文句を言いながらも、三ヶ月がまんをして、家の手伝いをした上で
買ってもらったときの喜びを今でも忘れません。
月日がたち、今、親に感謝しながら同じことを自分の子どもに話しています。
これは私が実際面接でお話ししたことです(恥2)
このように自分なりのシナリオをいくつか持てば、さまざまな質問にしっかり答えることが
できます。 このようなトレーニングまで個別相談ではおすすめしています。
ぜひご活用ください。