ひとことに「お受験」と言っても 幼稚園受験と小学校受験どうちがうのでしょう?
とても大切な部分です。
まず、親と子の配点のウェイトが違います。(学校によって違いますが)
幼稚園受験では 子どもが3割 親が7割
小学校受験では 子どもが6割 親が4割 といったところでしょうか?!
月齢の低い幼稚園の3年保育では 短い時間の行動観察では 子どもの採点は難しいものです。
親子の関係、親の教育に対する姿勢などを見て「このご両親のもとであれば、お子様も大丈夫でしょう?」といった総合的判断が下されます。
ですから、幼稚園受験では「本番の面接でお子さんはず~っと泣きっぱなしだったけれど、ご両親の対処と面接が良かったのでご縁をいただけた」ということがよくあります。
逆に 「お子様の受け答えは完璧だったのに、お父さんが面接で 真っ白になってしまった! または しゃべりすぎて心証を害し、ご縁をいただけなかった」
ということも これまたよくあります(汗)。
より「家庭力」が試されるのが 幼稚園受験と言えます。
一方 小学校受験は親のウェイトは下がります。
言葉を変えれば 「子どもを見て 親を知る」 といったところでしょうか。
しかし、安心している場合じゃありません。
小学校受験の親子面接では
面接の質問はより深く 具体的になり、 親にも より具体的な返答が求められます。
たとえば 「お子様の長所と 短所についてお答えください」
などという質問をされたとして、幼稚園受験でしたら
「長所は元気なところで、短所は少しはしゃぎすぎるところでしょうか??」などの
当たりさわりのない答えでも通るかも知れません。
しかし、小学校受験では 生まれてからもう6年間もわが子を見つめてきたわけですから
もっと深い視点が親にも求められます。 親としての成長も問われるのです。
「わが子に足りない点に親が気づき、それをしっかり受けとめ、だからこの教育方針のこの学校で
ぜひ!ご指導いただきたい!この学校でなければだめなんです! そのための協力を私ども親は惜しみません!」
といったレベルまでもって行きたいものです。