子育ての細かい視点での質問は、お母さんの方にされることがが多いのですが、
もう少し広い視野で「しつけ」となると、お父さんに質問が来ることが多いようです。
とくに多いのが「どんな時にしかりますか?」「どんな時にほめますか?」といった質問です。
これには「正解」というものはありませんし、各ご家庭によってそれぞれ違います。
これは主観が入ってしまいますが、「子供をしからない親が多すぎる」と、思います。
あきらかに子どもが間違っていることをしているのに知らんぷり!しかっても「ダメよ!」と言いながら
顔は笑っていたり!(それでは子どもが間違っているということに気づくことができません)
「そんなことをすると、お母さんに怒られるよ!」などと、人のせいにしたり。
そういった親に限って、先生や他の親から わが子がしかられるとクレームをつけてくるのです。
「小1プロブレム」という言葉をご存知ですか?小学校一年生になった新しいクラスで
先生の話を、聞いてられない、じっと座っていられないという 社会現象です。
先生の言うことに「ハイ!」と答えない。「だって~なんだもン」「なんで、やらなきゃいけないの?」
「いま、やろーと思ったのに」などと必ず口答えをする。
幼稚園の自由保育や、小学校の担任の先生の能力が原因などと、言われがちです。
しかし、それは幼稚園や小学校の責任ではなく、一番身近にいる親の責任なのです。
ダメなことはダメだ!ということを、理論ではなく感覚として身につけさせるのは、幼少期の
教育の最も大切な要素だと思います。
日々、細かいことでしかる回数の多くなるお母さんでは、だんだん効き目が無くなってきます。
そんなときの「お父さんの厳しい一言」というのは大切だと思います。
そうした意味では、お父さんと、お母さんの役割分担をするのも良いことです。
お父さんと、お母さんの言っていることが、くい違っていますと、こどもが混乱しますし、
しかる効果が低くなります。
しつけについては、日ごろから夫婦間の価値観を近づけるよう、よく話し合いを
しておくことはとても大切です。
そうそう、しつけに関してはおじいちゃん おばあちゃんとの話し合いも大切ですね!