どのようにして本校を知りましたか?

幼稚園、小学校受験において、志望校とのご縁が深く、長いということは、有利に働きます。

たとえば「 おじいちゃんの代から 三代こちらの教育を受けさせていただき、、、」みたいな。

これは、それだけ「本校の教育理念を理解し、賛同している」というあらわれだからです。

これが お受験の本質であることは前述しました。

 

「やっぱり 卒業生じゃなきゃダメなのか~」 と落胆する必要はありません。

まるで今まで縁のなかったご家族でも 受かっている方は沢山いますので。

 

しかし、何かしらのきっかけがあって この幼稚園、学校を知ったはずです。

親戚に在校生、卒業生がいる、お友達にいる、近所で昔からあこがれていた、

宗教的になじみがある、 なにかあるはずです。 探してください!

まさか 「塾に勧められたので、、、」と 答える人はいないと思いますが?

 

大切な点は そのきっかけから 「その学校のどんな良さ、素晴らしさ、伝統を感じたのか?」を

どれだけ伝えられるかなのです。

ささいなことでも結構です。

 

こんなことを面接でお話ししたお父さんがいました!

 

「どのようにしてわが校を知りましたか?」という質問に対し

 

「まだこの子が生まれる前のことですが、電車の中で祖母に席をゆずってくださった

お嬢さんの さわやかな制服姿がとても印象的でした。

席をゆずる声を掛ける勇気をしっかりと持ち、かつ相手に気持ちよく座ってもらう

ということは、大人でもなかなかできることではありません。

娘にも「あのようなお嬢さんに育ってくれれば」と、思ったことを今でも覚えています。

「自分の正しいと思うことを やさしさをもって実行できる」 貴校の一貫教育のもと 

親子ともども 成長させていただければと切に願っております。

 

どうですか?  立派な志望理由になっていますネ! あまり話すことが得意ではないお父さん

でしたが 汗をかきながら ゆっくり 熱意をこめて話し しっかり合格されました!

お母さんも「父親が話しているときに 園長様が目を細めて うなずいてくれていました」と

いってました。  お受験パパ 「大金星です!」

 

注目して欲しい点は 「ささいな日常にある出来事を しっかりと 深く掘り下げる 」

ということです。

面接では「正解」が求められているのではありません。 それを話す 内容 視点 表情 

口調 を通して その人の人柄や 家庭としてのあり方を見られるということです。