お仕事についてお話ください!

お受験の面接において、お父さんへの質問で一番多いのが 「志望理由」。 そして、二番目が

この「お仕事について」です。

「仕事についての質問ならまかせといてよ~」というお父さんが多いと思います。

でもご注意ください!一番「地雷」を踏んでしまいがちなのもこの質問です  ><

まず、学校側は何を知りたくて質問をするのかを、考えることが大切です。

 

第一は 「経済的な安定です」

願書に職業を書く欄が無くなったので、学校側は私学の学費を安定して払えるか

どうか知りたいのです。

一貫教育で学校を経営していく上で、とても大切な要素であることは、

ビジネスの世界に生きるお父さんであれば、ご理解いただけると思います。

ですから、学校側に安心していただくための回答を、用意しておくことが大切です。

 

このような時代ですから「大手の会社だから安心」とはいえないと思います。

でも、「安心していただく」と言う意味では一つの要素ではあります。

そうした視点から ご自分の仕事でなにをアピールすれば良いのか、それぞれ

考える必要があります。

会社の規模でしょうか? 従業員の数でしょうか? 歴史、伝統でしょうか?

その中でのご自分の地位でしょうか?  会社、職業の社会への貢献度でしょうか?

さらりと、しっかり伝えたいものです!

 

どんな理由であれ 一貫教育の学校にとっては、途中で生徒が数が減少することは

大きなマイナスになります。収入面だけでなく、欠員を編入という形で補わなくてはいけません。

編入生を受け入れるクラスの担任の先生の負担も大きいのです。

そういった視点から、お父さんの仕事の質問の中で「転勤になったらどうされますか?」という

質問もあるかもしれません。しっかりした答えを用意しておいてください。

 

 

第二は 「お父さんの人柄です」

これは面接全般に言えることですが、人の印象は「何をしゃべっていたかではなく

どうしゃべっていたか」によって決まります。

しゃべりやすい質問だとつい気も緩み、人柄もよく出ます。

そこを見られていることをお忘れなく。「専門用語、業界用語連発! 話すスピードは

日ごろのプレゼンモード!」にならないように注意してください!

もちろん、良い印象を与えるチャンスでもあるのです。

日ごろから丁寧な言葉使い、謙虚さを心がけましょう!

 

第三は 「価値観、社会観です」

お仕事を通して「どう社会に貢献しているか」「なぜその仕事を志したのか」

「何を生きがいとしているのか」といった 父親ならではの「広い 大きな視野 価値観」

が望まれます。

特に宗教教育に基づく学校では 「仕事=経済活動」 ではなく 「仕事=使命、社会への奉仕」

といった視点が要求されます。「仕事を通して社会にどんな貢献をしているか?」また 「仕事を

通して自らが高められることは何か?」というレベルまで掘り下げてください。

 

以上の三つの要素を軸に しっかりしたシナリオをつくって臨みましょう。

「普段、いそがしくてそんなこと考えたことも無いヨ!」というお父さんも

良い機会なので「俺の仕事は いったい社会の何に役立っているんだろう?」

じっくり考えてみる必要があります。

 

ただ説明するだけではなく 「人柄を伝えるんだ」ということを忘れずに!